見たメモ

  • 砂の器」を見る。サスペンスみたいなのってどうしても、ライ病とかピアニストとかが、物語を成立させるためのキッカケになっちゃう。順番が「ライ病→物語」じゃなくて、「物語→ライ病」っていうふうに感じてしまって。たぶん作者は、「殺人事件をスムーズに起こしてぇな」って思ってから「ライ病使えるな」って思ったんだと思う。あと、刑事役の丹波哲郎は捜査メモに俳句を書いていて、それがなんとなく末吉的な発見。で、ピアニスト役の加藤剛のピアノを弾く手のカットがあって、もちろんその手は加藤剛の手じゃないんだけど、それにしてもその手はプクーッとし過ぎてる。その手の持ち主は羽田健太郎みたいな体格の人かなあとか、いろいろ想像して楽しむ。