観た・聴いた・読んだことメモ

  • 「大工調べ」「船徳」(小三治)を聴く。大工調べは演じ分けが見事な分、志ん生みたいな興奮したときのワケの分からなさがない(志ん生は演じ分けてないけど)。船徳は生で見たい。
  • 文七元結」(シンチョウ)を聴く。もうけっこう聴いている。

小三治特選ライヴ 大工調べ/船徳

  • 「社長洋行記」感想。くだらなさは「漫遊記」と比肩。人におすすめできます(?)。

【ストーリー】
海外戦略を任せていた商社とケンカした森繁久弥(社長)は「もう、私自らひとつ海外に行って、サクランパス(湿布)を売り込みますぞ」。そして、海外に連れて行くメンバー選択で一悶着。小林桂樹加東大介は同行。三木のり平は除外されるのだが、この悲哀の演技がおかしい。そして、海外初日、初めての海外を満喫する三人だったが、夜になり森繁は腹痛を訴える。心配した小林らは森繁の腹部にサクランパスを貼り――。

森繁「いくらかさっぱりしたな」
加東「わが社のサクランパスの効果は絶大ですからな」
(少しして)
森繁「変なもの貼りつけるから、一層ひどくなったじゃないか!」

そして「I shall return. I shall return.」と繰り返し、一人帰国する森繁だった――。