観た・聞いた・読んだことメモ

放送博物館にて

  • 「夢で会いましょう 落語國紳士録」を観る。安藤鶴夫を案内人に、談志黒柳徹子、丸山明宏が出演し、金明竹、粗忽の使者、あくび指南などのコントを演じている。アーカイブス版では、今の談志が「もう一度永さんにやらしてみろよ。永六輔にやらせろよ。それが答え」と荒っぽい論理で意見しているが、共感。
  • 笑いが一番(1997年)」を観る。小三治がセンスの悪い茶色いYシャツ姿で司会。「ベテラン漫才の登場です。味のある話芸をお楽しみ下さい」と柄にもなく段取りに従う。

夢路いとし喜味こいし
いとし「うちとこの嫁はんはなんでも日付け憶えてるねん」
こいし「ほうほう」
いとし「君とこの家族が僕とこのうちにすき焼を食べに来た日。君とこの家族が僕とこのうちに照り焼を食べに来た日。君とこの家族が僕とこのうちに焼肉を食べに来た日・・・」
こいし「いいもん食べたい思たら君とこにいかんとならんのか!」

小三治は「おかしいですね。芸っていうものをホントに感じます」と言い、二番手プリンプリンのコント。そのコントが終わり、小三治はどんなコメントを出すのか。「えー、プリンプリンさん汗いっぱい。汗といいますとね。この間、汗をかいたんだ」と、プリンプリンのコントを軽く無視する。最後に寸劇があり、大家は小三治、八つぁんが月亭八方、熊さんが三遊亭小遊三、一八に春風亭昇太、ご隠居春風亭柳昇という配役。一見豪華だが、内容は付け焼刃。

柳昇「弁当で一句できたね。ケンさんが弁当作れば検便だ」

(番組冒頭)
たけし「いや〜、白木みのる先生。セトナイ先生だったけ?」
寂聴「この間あなた映画で頭丸めたとき『どうも瀬戸内寂聴です』っていったでしょ!」
たけし「どうも、金儲けさせてもらいました」

いきなり吹いてしまった。だが、それ以降はわりと真面目。このころのたけしは口調が達者だ。

  • 船徳」(小三治)を観る。所作が観られるので喜んでいたのだが噺の冒頭と最後が省略されていたので、ガッカリした。