聴いた・読んだメモ

  • 「国語入試問題必勝法」(清水義範)をつまみ読む。「猿蟹合戦とは何か」という丸谷才一のエッセイのパロディは「丸谷なら言うよ言うよ」と思いながら可笑しく読む。例えば「感心しない」だの「あとはむにやむにやと白ばくれてしまふことにする」だの、結論やジョークを言うときに「でせうね」だの、いかにも丸谷という感じ。ちなみに、この本の解説は丸谷で、実際清水は丸谷のファンらしい。確か、「間宮兄弟」(江國香織)の兄が「輝く日の宮」を読んで「笑った」と言うシーンがあった(オレも読んで笑った)。「丸谷を読んだ」というだけでほのぼのするのだから笑つちやふ。

輝く日の宮 (文芸第一ピース)