聴いたメモ

  • 「鰍さわ」(セン橋)を聴く。マクラが1時間。とりとめのない話をして、その話の中の単語をつまんで、それについてまたとりとめのない話をフワフワ続けて永遠の中という感覚。笑ったり聴き入ったりしていてそのときには気がつかなかったんだけど、話題の中にはほぼ「死」の匂いがしていた。「あの人が死んじゃって」とか「私もそろそろ死にますが」とか「どんな方も死んでいくんでしょうね」とか。富士日記ばりに「死」が気づかないくらい、淡々とした独特のオカシ味があって贅沢だった。MG君は「悲しくなりました」とイマイチに感じていて、同じ部分を人によって違う感じ方になるというのが可笑しい。それにしても、噺以上にマクラに惹かれてしまったという。HBさんもなんか感じ取っていた様子。