観たメモ

コサンジ独演会(スズモト)

  1. コミチ(一目上がり)/確かエンジの弟子。女の人。途中からだったけど、好感。
  2. サンザ(釜泥)/渋い。マクラがいつもより長かった。
  3. コサンジ(かんしゃく)/マクラ一時間。小田和正と根本ナニガシのコラボレーションの曲に「カミさん」が泣き、というのは「カミさん」は実母の死と曲を重ねあわせたからとのことで、「アタクシも聞いたら涙が出ました」とその曲を思い出し思い出し歌う。で、シジ褒章の授与式までの複雑な思いと苦言。式中、キミガヨ斉唱をさせられ躊躇したが、隣の席の倍賞千恵子の歌うキミガヨがあまりに素敵で、「アタクシ思わず倍賞千恵子とコラボレーションしちまいました」と得意顔でオチ。式典でのテンノウ→明治テンノウの本→明治→かんしゃく。ユルユル繋がっていて。ハナシは怒ることのなくなった旦那の、褒めつつも物足りないっていう感じが印象に残る。支配者も支配されている。結局は関係性。
  4. シメジ(悋気の独楽)/時間が押しているのか、お急ぎムード。
  5. コユキ(曲芸)
  6. コサンジ(大山まいり)/髪を剃るシーンのオッカナビックリ感、カミさん連中に髪を剃らせるときのクマのトボケっぷり、一つ一つの場面の空気が映えるのはコサンジ。でも、オレの前の席に座っていたババアが横を向いたり頭をやたらに動かしたり、で、座席を二つも占領し、空いた方の席に足を伸ばしてさすったり隣の介護人(?)に合図したり寝たり、もしオレに魔法を使う能力があったならババアを消していたな、この世から。ま、オレだって生きている限りは知らず知らずのうちに誰かに迷惑を掛けているんだろうけれども。でも、消すな。あと気になったのは、オチの「お怪我なくておめでたい」を生かすための、冒頭の「女子供ばかりが町に残るのは心配だ」というセンダツの嘘が欠けていたこと。わざとなのかどうなのか。ま、どうでもいいことだが。あと普段、終演してお辞儀をするとき、客の顔を見い見いしていた記憶があったんだけど、今回は頭を下げっぱなし。どういうことだろう。