起きたメモ

村長

  • 弟がお仕事に行くとかで、7時過ぎに弟宅を出て、さてどこ行くか。
  • 夜はKM君宅へ泊まりに行く予定で、それにしても時間が有り余っているので名鉄に乗ってチンタラ犬山へ。爆睡。爆睡のあまり、名古屋駅での乗り換えの際、坂口安吾の「白痴」とDAKARAを座席に置きっぱなしのまま電車から出てしまった。情けないったらない。
  • 犬山駅からバスでチンタラ明治村へ。なんだかいい村でやることもないのに日陰のベンチでタラタラしたりしているうちに夕方前。ノンビリした村だし、村長は小沢昭一だし、ちなみに前村長が森繁久弥で前々村長が徳川夢声だし、とても素敵な村に思えてきてこの際住民票移しちゃおうかなあ、なんて思う。でも、この村は暑いんだ。明治時代はクーラーがなかったんだねぇ。そんなわけで、和服を着ている女性は入場無料というサービスで、風流な和服姿の女性が多かったのだが、鬼というか阿修羅というかとても険しい形相をしちゃっていたので、住民票移動の件は今回は保留にしておこう。一人プラプラ売店に入ると小沢昭一の「明治村から」というCDが売っていた。1500円。歌のCDらしい。買うか買うまいか。作詞が永で作曲が小沢。そのときのオレの精神状態ときたら、作詞が稲葉で作曲が松本的な、ゴールデンコンビ的な錯覚をしてしまうほどで、それはもう無駄に買うか買うまいか悩みに悩んだ。結局正気が勝って購入せず。それにしても暑かったなあ。
  • 犬山城へ。チンタラ歩いて行く。犬山のオンボロっぷりには素敵な統一感がある。きっと住み良いんだろうなあ。で、城。昔、本当の昔、家族旅行で来たことがあったような気がする。また、それとは別のナツカシサを感じて、そのナツカシサの正体を探りつつ天守閣へ登り、天守閣の最上階のテラス(?)をグルリと歩きながら思い出した――。クレイジーキャッツの「大脱走」って映画の中で、植木等(容疑をかけられたダメ新聞記者)をハナ肇(ダメ刑事)が追い回していたテラスだった。この城は、クレイジーキャッツが暴れまわった城だったのだ。縁だ。たいした縁じゃないけど、なんかそう思う。
  • 名古屋までチンタラ。三省堂で、二冊目の「白痴」を買う。KM君が来るまで喫茶店で読書(違う本)をして待つ。
  • KM君の車で四日市へ。で、カラオケ。なぜかこんなところまで来て朝まで。疲れていたし、喉が痛くて声が出ない。
  • KM君宅でプロレスを見ながらウトウト。自然に眠る。