考えたことメモ

  • 植木等は寺の倅らしい。テレビに出ていたとき言っていた話で「うちのオヤジがスーダラ節を聞いて『あれはお釈迦様の教えに通じるものがある』なんて言ってた」そうだ。「ニッポン無責任時代」に出ている植木は、主義も社内にある派閥上の立場もなにもなく、場当たり的にただ生き延びようとする。「主義」や「立場」という実体のない観念にとらわれてしまうなんてバカバカしい。植木等青島幸男)が言う「無責任」は「アンチ主義」を指し、「真面目」は生き残ることより「主義」に沿って戦ったり死んだりするような人のこと指しているんじゃないか。オレは「無責任イコール無我」説を提唱してみる。あと、この映画の植木がすごく格好良く撮られていていいなあ。でも「まじめ〜にやるやつぁ、ごくろうさん!」ってある意味ヒドイ。