観たメモ

名人会

  1. 加賀の千代(三三)/楽しんだ。マクラが興味深い。
  2. 粗忽の使者(喬太郎)/きのう、たまたま志ん朝のそれを聴いていたのでイヤでも比べてしまったのだが、やっぱり殿様の威厳だの大工の威勢だのは難しいものなのかもしれないなあと思う。尻をつねるときSMみたいな風にすることで抗っていた感じ。
  3. 火事息子(志ん輔)/入り込める人にとっては深く入り込めるんだろうなあとは思うけど――。
  4. まぬけの釣(圓太郎)/テレビで流すので「オシ」という言葉は使えないみたいで興味深かったが、使わなくても何のマイナスもなく楽しめた。
  5. 試し酒(権太楼)/グイグイ飲み切ったとき拍手したくなるほどホレボレしたが、他の客が誰も拍手をしないので、この会に来るのは初めてだったけど堅え客だなあと思う。ちょっとずつ権太楼が好きになっていると自覚。