起きたメモ

キョロ缶

  • 前日の話では、朝早く起きてどこかへ遊びに行こうという予定だったのだが、KZ君は高校のときから遅刻ばかりの人だったし、オレもそれなりに不精なところがあるので、結局、起きたのは昼ごろ。午後からT大のオチケンのYM先生が講演会(?)をやるというので、それに参加するため、KZ君とはどこにも行けずじまい。昼、別れた。
  • PM2時から、YM先生の講演。先生の生い立ちだの研究の楽しさだのラクゴの歴史だのを絡めて話してくれた。OBのHさんもいて、Hさんの仕事の中でハナシ家と付き合ってきたことやら昔話やらそれなりに可笑しかったが、オレには、YM先生のハナシ家と一線を隔した冷静なモノの見方がたいそう面白かった。金バを面白いと思ったのが先生とラクゴの接点なんだそうで、その後、T大で可ラクに噺を教わったり放送局に勤めている間もエン生に調べ物を頼まれたりして、今に至っているという。いつもは質問のできないオレだが、ラクゴの歴史にほとんど興味がなかったことや自分の噺の良し悪しを決める価値基準の心もとなさから、先生に「年齢を経るうちに良いと思うハナシ家は変わりましたか?」と訊いた。すると、金バは通過地点で、結局、シん生と文ラクにいったそうで、それは噺の中に一見目に見えないような奥行きがあるからなんだとか。「奥行きってなんですか?」と続けて訊くと、少し困って、シん生のゾッとするときの怖さとか噺の匂いとかいう表現をして、やっぱりこういうものは言葉にしづらいものなのかと、自分だけがきちんと説明できないわけじゃないんだと少し嬉しく思った。あと、先生にとって、良いと思うハナシ家、白けてしまうハナシ家を静かに挙げてくれたのだが、その分類がオレとほぼ同じで、それもとても嬉しかった。なんで良いと思うのか、なんで白けてしまうのか(たとえ一般的に売れていても)、その辺のことを再考してみようと思う。
  • 部室で前日届いたキョロ缶を開ける。中身をKNさんと分けるため、部室で開封した。一悶着あって、結果、キョロ缶の缶はオレ、一部の中身をKNさん、その他は欲しい人に分けた。一悶着がわりと楽しかったが、もっと引き伸ばしてもっと楽しむことができたと今となっては、思う。KNさんが、チョコボールを買ったにもかかわらず「もうキョロ缶が当たったんで、このチョコボールKBさんにあげます」と言われた。オレは「このチョコボールにエンゼルマークがついていたらまた一悶着だねぇ」と言いながら、チョコボール開封すると、銀のエンゼル。案の定、プチ一悶着。
  • 夕飯。母親と会う約束をしていたので、新宿で合流。西荻の韓国料理屋で飲食。けっこう高い店だった。辛いものとビール。
  • 母親が泊まる。SEJの書類を持ってきてもらっていたので受け取る。ジョギング。