読んだメモ

  • 「『話の特集』と仲間たち」(矢崎泰久)を読む。一気に読んだ。ロマンだネェ。才能の持ち主たちの情熱やら奇癖やら、楽しくてグイグイのめり込んでしまった。珍エピソードが満載で、伊丹が猫とじゃれて人の話を聞かないこと、三島が無邪気に剣道で矢崎を失神させたこと、小松サキョウは嘘つきだが熱いこと、竹中ロウなんてハチャメチャで豪快な反面綿密なこと、野坂が珍平を殴ってダンシが野坂の靴を磨いたこと――。まだまだあるんだけど、まあ、グイグイ読んだ。最も驚いたのは和田マコトがすごくマルチで、例えば、編集長と同じ権限を持って仲良しの横尾を表紙に抜擢したり、レイアウトを一手に担ったり。憧れの、でも、もはや幻の世界。

「話の特集」と仲間たち