考えたことメモ

《自分だけの勝手な、ゴキゲンになりさえすればいい方法》

  • なぜ、深沢七郎に惹かれるのか。川上弘美なども好きなのに対極みたいな深沢も好きだという。風呂に入りながら5分くらい共通点を考えてみた。なんだか狂気じみたことが起こっているのに両者とも、会話や一人称の語りがとぼけているのだ。「極楽〜」のとぼけた風情には笑い声を上げてしまった。「『コテン』というのはカンちゃんの描いた絵を額に入れて『飾って、見せる』という」とか「アタマの中の血のクダが破れて」とか「ワシもバアさんも」とか。それに加えて、「自分だけの勝手な、ゴキゲンになりさえすればいい方法」の一環でこんな小説を書いているからますます狂気的だし、痛快なのかもな。それにしても「自分だけの勝手な、ゴキゲンになりさえすればいい方法」ってなんとも――。座右の銘候補。