見た・読んだメモ

  • きのうの「ハロモニ」をまた見た。ワイプでれいなが道重と会話。たぶん亀井の命令だと思う。今度はれいなと本丸・亀井の直接会話。これも亀井が自分の高感度を上げるための、亀井自身が書いたシナリオ通りの展開。
  • テレビで「わくわくさん」を見た。腹が出て普通のオヤジになっていた。

「ああそうですか」「なぁに言ってるの」「土足のまま・・・」「新札ホントこれくらいだよねぇ」「うるさかったんだろうなぁ」「写真?」「笑顔で?」「笑うけど」「何言ってるんですか」「汚いの、部屋?」「誰も嘘だとは思わない」以上

  • 「脳の中の小さな神々」(茂木健一郎)読了。「10日目」と「11日目」は作品を見るのに参考になる部分があったし、IG君がOB君の噺にダメを出していて、オレはメタに戻らないIG君のパーツを見る目に対する違和感や、オレが「空気感」とか「世界」とか言ってごまかしていたことが逆にずれていなかったんだと思って、嬉しかった。あと、頭がいいかどうかはIQはもちろん、ドーパミンの分泌する人それぞれのタイミングの違いにも因ることなど、面白く読んだ。芸術の見方に関する部分のみメモ。

10日目
「その絵を前にしたときにしか見られないユニークなクオリアが芸術作品の質の全てです」「芸術が芸術たるゆえんというのは、そういう言葉にできないクオリアが、あるかどうかです」「傑作と言われる小説は、部分部分がおもしろいとかそういうレベルではなくて、全体を見たときの何かがあるわけです」

11日目
「自分があるやり方をしているということは、脳のなかにほかのやり方をする可能性もあるけれど、それを出ないように抑えているということ」「抑えていることをどうやってはずすか。それが創造性における重要なポイントです。それを安心してはずすためには、過去の学習やトレーニングが必要」「セーフベースがあると、脱抑制できる」「アーティストの役割というのは美しいものを生み出して、そういうクオリアを人々の脳の中に与えることなんじゃないでしょうか。その人たちの脳が脱抑制したときにいいクオリアが出るようにするのが、本当のアーティストの役割」「精神状態がすごく良くなっているんです。何でかなと思ったら、百輭の小説を読んでいたからなんです」「『切れる』と言われていることは、抑制をはずしたときにマイナスのクオリアがコピーされる」「犯罪者の心理とか、幼児虐待の心理を描くような小説ばかり出版されるのはすごくまずいと思う。絶対伝播する」「絵は情報じゃない」「『松林図』とかああいう絵の前で二時間立って観るというのを、おすすめします」

これだけ書いておけば、あとは思い出せると思う。あと、情報としてギャグやストーリーが分かりきっている同じ噺の音源を何度も繰り返して聴いてしまうことの理由が分かった気がする。